”3年2組(仮)第1回文化祭"「明るく楽しい写真展」、終わりました。

 今年の写真展レポートは今年のうちに、ってことで、写真展レポート、続けます。

 今回は、”3年2組(仮)第1回文化祭"「明るく楽しい写真展」です。

 昨年に発足した写真ユニット「3年2組(仮)」。ゆるゆると活動(と言えるのか)してきましたが、勝手にライバル視している写真集団「シメンソカ」が今年は写真をやる年ってことで、こっちもやりますか、発足してから1年経つし、ってことで、写真展をやることに。

 せっかく、ユニット名が「3年2組(仮)」で今までの活動報告も「学級会」と称してブログ記事をかていたので、「第一回文化祭」に。そして、自分たちが写真を楽しむためのモットーを込めて、「明る楽しい写真展」とタイトを決めてみました。ちなみに、ギャラリーのほうでプレスリリースを各社に出していただいたのですが、「正式名称をは決まりましたか?」との問い合わせがあったそうです。どうも「3年2組(仮)」の(仮)の部分が引っかかってしまったようでw

 そんなわけで、今回は、「景色未満」と題して上の写真のように6点展示しました。

 景色の写真って、何か壮大と言うか特別な写真をイメージがあるじゃないですか。特に最近のインスタ映えとかなんとかで、写真って何か特別なものを撮らなければいけないような、大げさに綺麗なものに仕上げないと「いいね!」がもらえないような、そんな雰囲気にヘキヘキしてしていて(まぁ、自分がそう言う写真が撮れないからゆえの僻みなんだけどw)、「普段、自分達が目にするのはそんなに壮大でもなく感動もない光景だろう。その辺でも写真は撮れるんだよ」とどこに向かって叫んでいるのかわからない主張をしたくなってしまったのですw

 そんなことで、景色として認識さ れないような、または認識する前に通り過ぎてしまうような、そ んな目の前に広がるただの空間を「景色未満」と名付けて撮ってみました。

 自分の中で、景色とは「何かを目的に行った場所(=移動の到達点)で見える空間」と考えみました。その到達点までの移動中に見える景色がもっとも景色として認識されていないのではないか・気にされない光景なのではないか、と定義し、中途半端な高さの位置(例えば歩道橋の昇降の途中、駅のホーム)で撮りました。だいたいその辺の場所って、移動している最中で目の前しか気にしていないと思うです。

 そして、なるべく、大げさにならないようにかつ切り取った感じにしないように、35mmの画角で統一して撮っています。って言うか、今回展示したのは1枚を除いて、Konica EFJと言うコンパクト・フィルム・カメラで撮った写真です。EFJは固定焦点(パンフォーカス)&固定シャッタスピードという「写ルンです+α」の機能くらいしかないのですが、やたらレンズがよくてシャープに写るカメラです。なんというか、デジタルだと何度も撮り直しちゃったり、RAW現像の際、綺麗に仕上げたいという邪な考えが出てきてしまって「特別でない」コンセプトから外れてしまいそうだったので。と、まぁ、今回は、「どうでもいい景色をどうでもよい機材でこだわりなく撮る」ということに徹してみましたw

 なんて難しいことを書いてしまいましたが、自分としてはまず、中途半端な高さから撮ったときの屋根の重なり具合がとても面白く感じで撮り始めたんですよね。田舎育ちの自分としては、その高さの視点って持っていなかったもかもしれません。

 でも、都心に住んでいる人から見ると、「これが毎日見ている東京の景色」と思われるようです。何人の方から、2、3階の窓から見えているようだ、と言われたり。

 「街撮りなのに何か違和感があると思ったら、高さが違うんだ」とおっしゃられた方もいらっしゃったようです。

 こういう写真って自分が撮ろうと思っていなかったことが写っていて、見た人がそれを発見してくれるんですよね。写真って本当に人に見てもらってやっと完成なんだなぁと改めて思うのです。

 いただいた感想から、ご覧いただいた方には「毎日見ていて何もないと思っていた景色には実はいろんなものが存在している」と言うことに気づいてもらえたようです。その”いろんなこと”って自然発生したものではなく、どこかの誰かの作ったものだったり、生活の痕跡だったりするのです。それを発見できるのが写真の面白さだと思っています。

 街撮りの写真を展示するときにはいつも「見てくれた人が家に帰るときに街の形式が来たときと違って見えるようになっていたらいいなぁ」と思っていますが、いただいた感想を見る限り、その思いは今回もなんとかその想いは伝わったようです。

 今回は6枚の展示でしたが、こういう写真はやはり数が必要のようですね。展示が終わった今、これからも撮らざる得ないと言うプレッシャーを感じておりますw

 展示した写真は、こちらにまとめていますので、合わせてご覧くださいませ。

  

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