公募展「展示バカ2017」、終わりました。
今年の写真展レポートは今年のうちに、ってことで、写真展レポート。とりあえず、2017年分の最後です。
2017年最後の展示はお馴染みNADARさんの「展示バカ」です。2012年が最初の年だったので、もう参加をし始めてから5年になります。毎回書いていますが、「展示バカ」参加前にも写真展には参加していたのですが、それまでは知り合いとのグループ展でしたが、他にどんな人が参加するのがまったくわからない公募展に参加したのが、この「展示バカ」が初めてでした。えぇ、それから5年、すっかり真・展示バカになりましたよ。まったくw って言うか、「明るく楽しい写真展」と会期が丸かぶりでした。よっくやるよ、俺w
最近は、街撮り写真の展示も多くなってきてそれに合わせて「フルヤ マモル」名義での展示も多くなってきたのですが、展示バカではmamo名義でポートレートを出すようにしています。こだわりというか意地というか。まぁ、1年の締めくくりは女の子の写真のほうがいいよね、ってことでw
今回の展示風景はこんな感じ。この写真は、すでにSNSとかではアップしていました。以前は、展示というと撮り下ろし前提に考えていたけど、最近はそういうこだわりはなくなりました。スマホやPCのディスプレィ上の画像データとギャラリーの中のプリントと言う固体は違うものだと思うし。まぁ、その辺のことは以前も書いているので以下省略。そんなことより、「出したいものを出す」と方針です。そのほうが伝わるような気がします。
今回、展示したのは「当分の間、ポートレートはこの方針で行こう」と確信を持つきっかけになった写真です。最近、ポートレートに自信がなくなってしまってですねぇ。なんと言うか、”SNSで「いいね」をもらえるような写真が撮れないとダメなんじゃないか?でも、ああ言うのは自分の写真にはなり得ないよね。じゃぁ、俺はどんなポートレートを撮ったらいいのよ?”と考えがぐるぐる回っていました。
そんな中で最近街撮りをしていく中で思ったことが、ポートレートだろうが街撮りだろうが自分は同じところで撮っている。結局場所のほうに興味があるのではないか?と。ではなぜ、そこに女の子を置いて撮りたいかと言うと、そこにいる女の子を通して、自分や見ている人の記憶を呼びお起こそうとしているのではないか?と思えるようになりました。
誰かとの思い出って、その思い出の舞台となっている場所もリンクしていると思うのです。だから、どこだか知らないけど、どこかで見たような場所にいる女の子の姿を見ると、街だけの写真を見るよりも見た人の頭の中にある記憶の引き出しをより多く引き出して、自分の記憶とリンクして写真を見てくれるのではないか、なんて思っています。言ってみれば、モデルさんは記憶を引き出すための巫女さんですね。
改めて、以前撮影した写真を見てみると、自分が気に入った写真や他の人からの評価の高い写真って、そんな写真が多いような気がします。この写真を撮れたことで、それに気がついたし、自分が撮るポートレートはそれなんだな、と確信することができました。そう言うこともあって、2017年はスタジオでの撮影はきっぱりと諦め、「街の記憶」のテーマに集中したのでした。
2017年は全体的にポートレートを撮ることが少なかったのですが、そう言うことを考えたりする時間があって、まぁ、良かったかな、と。
いただいた感想では、今まで自分の写真をご覧いただけていた方からは、「これこそ、mamoが撮るポートレート」とのようなことをいただけましたし、普段、ポートレートを見ない方にも好意的に受け止めてられたようです。3年2組(仮)の中に普段はポートレートを褒めることがないメンバーがいるのですが、今回は珍しく褒めてくれた、とw
そんなわけで、この写真を「展示バカ」で展示できてよかったな、と思っております。
ちなみに来年はスタジオでの撮影を復活させたいと思っております。ほら、自分は、基本、「のべつ幕なくなんでも撮ります」の人なんでw
展示した写真は、こちらにまとめましたので、合わせてご覧くださいませ。
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