公募展「名刺判写真展」、出展レポート。
と言うことで、こちらも会期終了後になってしまいましたが、「名刺判写真展」のレポートを。
毎度のことながら、お越しいただいたみなさん、SNSなどで告知にご協力いただいた皆さん、そして出展者とNADARのスタッフの皆さん、ありがとうございました。
「名刺判写真展とはなんぞや?」ってのは以前のエントリーをご参照していただくとして、今回の展示作品はこの二つ。ごっついフレームとわりとシンプルでどんな写真にも似合いそうなフレームの二つを選んでみました。「名刺判写真展」に参加し始めたときは無難なフレームを選んでいたのですが、慣れてくると、「このフレームどうするの?」と言うのようなのを選びたくなってしまうのですよw ちなみに先にフレームを選んで後から入れる写真を考えてします。
まずは、ごっついフレームに入れた写真は、こちら。
カメナダ展、ことしのさくら展につづきこれまた水面の写真です。だから、撮りためているんだって、水面の写真をw
上の鳥は水と空気の境目をまたいで存在している。下の鳥は実像が空間に存在して、虚像が水面に存在している。それが自分の中で最近意識している「境界線」にマッチする写真なので、いつかどこかで出したいと思っていました。
そしてもう一枚は、ポートレートです。モデルはとーのさん。
とーのさんとは年初にNADARで初めてお会いして、ちょっとしたタイミングで撮影させていただきました。撮影したのはNADARの近く。そして、NADARで展示すると言うw
初夏の爽やかな雰囲気がいいなぁ、とお気に入りの1枚で、こちらも出すときは然るべきところで、と思っていました。赤い靴がいいポイントになっていて、フレームのピンクとうまくリンクできたかな、と。ちなみに、フレームのピンクに合うように写真のほうは若干マゼンダの色を被せています。
とーのさん、ありがとうございました。
それにしても名刺判展は毎回難しいですね。それゆえに面白んですけど。フレームに合う写真のセレクトも大事なのですが、それだけに引っ張られすぎても、本当に今自分が出したい写真との剥離が生じてしまうように思えます。今回は特にその辺のせめぎ合いが自分の中にありましたね。
いただいた感想カードを拝見するとその辺のことを鋭く言い当てられていたりして。
また、フレームが全く違う雰囲気なので、自分としては組むことはあまり考えず、それぞれ独立した単写真のつもりだったのですが、やはり感想カードを拝見すると「組写真」としてご覧いただいたような方も多かったようです。
難しいですなぁ。
しかし、このような身のあるフィードバックをいただけることが写真展に参加する大きな意義だと思います。この辺の課題はまた次回の名刺判写真展でクリアしたいなぁ、と思っています。
(たぶん来年も名刺判写真展はあると思いますので)
【展示データ】
「名刺判写真展」
・ 会場:NADAR
・ 期間:5/16(水)〜5/27(日)
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