公募展「境界線」終了しました。

 参加していた公募展「境界線」が予定通り終了しました。  毎度のことながら、お越しいただいた皆さん、RTなどで告知にご協力いただいた皆さん、そして、感想カードを書いていただいた皆さん、ありがとうございました。Rooneeのスタッフさん、そして一緒に参加した皆さん、お疲れ様でした。

 今回、展示した作品は、この1枚。

 だいぶ前に撮影して既にFlickr等にはアップしている写真ですが、「境界線」と言うテーマに合うのではないか、と思ってこれを選びました。

 屋外と屋内、居住と仕事場、ビルそのもの、そしてビルが建つその土地の所有権利。

 幾何学的に重なり合うビルが、都会の中で複雑に重なり合う人々の境界線のように見えます。都会の地層のようにも見えます。

 ちなみに、ネットで初めて公開したバージョンと違うのは、写っている文字を消していることとアスペクト比を16:9にしたことです。

 文字を消したことで、無機質感がより強調できたと思います。また、アスペクト比は16:9と横長ですが、縦方向に対する情報の変化が少ないので、視線を横方向に移動させてより広く見せる効果がでたかな、と思っています。我ながらナイス!w

 そして、今回はこんな感じで展示していました。

 黒の額に黒のマットです。また切り込みの部分も黒にしました。なので、ちょいとお高いですが、ぎゅっと詰まった印象と与えるには効果的だったかな、と。珍しく、前面にアクリルをつけたので、写した自分が写っておりますが、これもこれで良かったかな、と。今までは、紙の質感も観てもらいたいなぁ、とか思って、アクリルは付けないケースが多かったのですが、今回はつるっとフラットに見えるようになったので、立体感を打ち消して幾何学的な線が強調されるような効果が出て、作品に合っていたのではないか、と思っています。

 まだ、感想カードは回収できていませんが、他の出展者の方々からは概ね良い評価をいただきました。「これは、撮り続けたほうが良い」とのアドバイスもいただきました。

 でも、意図的には撮り続けることはないかな。もしかして、もうこう言う写真を出すことはないかもしれません。

 実は、ある理由でこの手の写真の撮影は続けていなかったのですが、すっかり忘れていました。でも、頂いた感想の中で、撮り続けることを辞めた理由となったキーワードが出て来てしまって・・・。やっぱり、こう言う写真はそういうことを見た人に言わせてしまうんだなぁ、と。確かに良かれと思って言われているとは思うのですが、自分にとってはそれは作品のクオリティを上げる要素にならないのです。

 そんなこともあり、最近は真逆な感じのもっと曖昧でいいか写真を撮っていたりします。それは、そのうちまとめて出したいとは思っています。

 まぁ、そんなことを言ってもこの作品はいつかはプリントして見たいと思っていた写真なので、これはこれで展示できて良かったです。

 そんなわけで、今年もあと2ヶ月ちょっとになりましたが、実はこれから展示が3つ(もしかしたら4つ?)あります。まだまだ、やりますよ、2017年!ってことで、よろしくお願いしますw


 

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